テマナシSEO/LLMO — by FiTin
検索・AI集客 戦略設計レポート

chérim 初期レポート

自社EC cherim.link(React Router+Cloudflare の自社開発) / 武器:処方まで語れる開発者本人の一次情報と、実際に使った63名の声(不満0%・継続意向92.1%)
SUMMARY この診断で分かったこと
cherim.link を実機・実測で一巡し、Search Console の実データ、ラッコキーワードの検索数、Googleの検索結果、そしてトラミー第1回の参加者63名・応募者1,484名のアンケートまで突き合わせました。結論は3つです。第一に、検索の入口が事実上ゼロです。直近3ヶ月の表示は1,150回ありますが、全28クエリを見ると、その大半は「シェリム 宮崎市清水」「シェリムヘアー 市川市南八幡」のような同名の美容室を探している人で、chérimは誤って表示されているだけでした。悩み・成分・使い方といった一般語での流入は1件もありません。記事が無いので当然です。第二に、いま持っている情報がAIに見えていません。商品ページのよくあるご質問4問の回答と、シャンプー・トリートメント両方の全成分表示が、アコーディオンの中に閉じたままHTMLに出力されていません(25個すべて閉状態)。構造化データも0件です。ただしこれは見せ方の問題ではありません。アコーディオンは畳んだままで構わず、閉じた状態のままHTMLに出力するだけの変更です。第三に、勝てる場所が実測で特定できました。「シャンプー 泡パック」「シャンプー 2度洗い」は、AIによる概要が表示されているのに、引用されているのが個人美容室のブログばかりでメーカーの一次情報がほぼ不在です。chérimは泡パック2〜3分を公式に推奨している数少ないブランドで、ここは正面から獲れます。逆に検索数が最大の「シャンプー 洗浄力 強い」(月1,300)は狙いません。理由は本文で述べます。
指名表示1,150回の大半が同名美容室を探す人一般語での検索流入 0件FAQ回答・全成分がHTMLに出ていない構造化データ 0件/サイトマップ無し「泡パック」=AI概要にメーカー不在の穴「2度洗い」=競合性0・月170使用者63名の不満0%・継続意向92.1%検索数1位の語はあえて狙わない追加17語で「髪 指通り 悪い」210を発見
RANKINGS 現状の検索順位とAIの回答(今どこにいるか)

狙う候補の語を実際にGoogleで検索し、自然検索の順位と「AIによる概要」に誰が引用されているかを分けて確認しました。順位は画面に表示された位置をそのまま数えています。

キーワード月間検索数実測(ラッコ)現在の掲載順位掲載ページ・メモ
シェリム シャンプー 30(-68.4%) 1位 1ページ目を実質独占公式トップが1位、@cosme公式商品情報が2位、Instagramが3位、商品ページ(/p/SET)が4位、LIPSが5位、YouTube・アメブロ・Lemon8と続きます。指名複合では既に取れています。ただし月30回しかなく、前年比-68%と縮小しています。AIによる概要は表示されていません。なお@cosmeには5.7/7(52件)、LIPSには4.1(30件)が付いており、第三者の評価が指名検索の受け皿として既に機能しています。
シャンプー 泡パック 210(+15.6%) 圏外 楽天・美容室ブログ・知恵袋が占有【最優先】AIによる概要が表示され、引用元は hair-kawai.com とマスターキミーオンライン、いずれも個人美容室のブログです。自然検索1位は楽天市場の商品一覧(記事ですらない)、2位は2020年の美容室ブログ、3位がELECTRON。以下キャンプファイヤー、知恵袋、2019年のアットコスメまとめ、京王ネットショッピングと続きます。メーカーとして一次情報を持って入っているのはELECTRON1社だけです。chérimは商品ページで泡パック2〜3分を公式に推奨しており、実際に使った63名の泡立ち・泡パックの証言も持っています。前年比+15.6%は今回調べた語の中で唯一の二桁成長です。
シャンプー 2度洗い 170(+3.0%) 圏外 美容室ブログ・知恵袋・クリニックが占有AIによる概要が表示され、その本文は「ヘアオイルやワックスなどのスタイリング剤を使っている方や、1度目で泡立ちが悪い時に有効」という内容でした。これは松本様の原稿の論旨とほぼ同じことをGoogleのAIが言っています。つまり求められている答えの型が既に判明しています。1位は美容室BOSS、2位はYahoo!知恵袋(2009年の投稿)、以下abc-store-japan、sunal online shop、アットコスメQ&A、agacare.clinic。ラッコキーワードの競合性は0でした。chérimの商品ページには「2度洗いは必須ですか?」というFAQがあり、公式回答も用意されています(ただし前述のとおりHTMLに出ていません)。
アミノ酸シャンプー きしむ 70(-23.1%) 圏外 アフィリエイト系の比較サイトが占有AIによる概要が表示され、引用元は hanaafu.com とモアコスメティックス。内容は「シリコンや強いコーティング剤が入っていないため髪の表面がすっぴんの状態になる。不良品ではなく髪本来の姿に戻っているサイン」というものです。1位は shampookantei.com、以下 hanaafu、知恵袋、peili、株式会社ハピネス「買ってはいけない危険」、morikoshi.net。メーカーの一次情報はpeiliくらいで、大半が比較・ランキング系です。トラミー参加者からは「アミノ酸系のようなのできしむかなと結構びくびくしてましたが、全くそんなことはないし、頭皮まで洗えているような気がしました」という証言が出ています。検索数は小さいものの、これは購入直前の不安を解く語で、転換に直結します。
シャンプー 洗浄力 強い 1,300(+4.0%) 圏外 知恵袋・ランキング記事・モールが占有【あえて狙いません】今回調べた中で最大級の検索数ですが、1ページ目はYahoo!知恵袋、「クレンジングシャンプーおすすめ市販ランキング」、モアコスメティックス、アットコスメの商品一覧、「本当にいいシャンプー34選」、TikTokと続きます。ランキングと商品一覧の形式で埋まっており、自社1商品では作れません。またこの語で検索している人は「しっかり落ちる商品を買いたい」のであって、洗浄設計の考え方を読みたいわけではなく、chérimが答えられる内容とも向きが逆です。AIによる概要も表示されておらず、Googleもこの検索を購買寄りと見ていると考えられます。検索数だけを見て飛びつくと外す典型例です。
シャンプー うねり/パサつき 590(-17.1%)/260(+3.7%) 圏外 大手メディア・ランキングが占有悩み軸の主要語で、母集団としては最大です(応募者の悩み1位パサつき80.1%・3位くせ72.2%)。ただしラッコキーワードの競合性がどちらも92と極めて高く、記事が0本の今の状態で正面から出しても順位はつきません。狙うのは、第1〜第2バッチのスモールワードが1ページ目に入り、Search Consoleで一般語の表示が立ち上がってからです(目安は3ヶ月目・累計30本、ただし条件が揃わなければ延ばします)。その際も新規で1本書くのではなく、「アウトバスを使う日のパサつき」のように角度を変えた記事から入り、育った記事群を束ねる柱として立てます。詳しくは手法⑥をご覧ください。
高級シャンプー 4,400(+10.0%) 圏外 ショッピング広告・ランキング記事・モールが占有価格帯の語として最大級。ただし画面上部をショッピング広告が7枠占め、自然検索1位はRAXY(楽天のサブスク)の「高級シャンプーおすすめ9選」、2位はオズモール「人気の高級シャンプーおすすめ21選」、以下Yahoo!知恵袋、Amazonの商品一覧、美的.comの「上半期ベスコス」。すべて第三者による比較・ランキングで、自社1商品では作れない形式です。競合性100・CPC0.65で広告主が張っている領域でもあります。AIによる概要は表示されていません。
サロン専売 シャンプー 2,900(+36.8%) 圏外 専売品通販・ランキング・モールが占有今回調べた全34語の中で最大の伸び率(+36.8%)です。ただし中身を見ると、1位はビューティーパークのおすすめ記事、2位・4位はサロン専売品の通販ショップ(Bay Shore NY・ナカノザダイレクト)、以下Amazon、YouTubeの11商品比較、マイベストのランキング、楽天、FUDGE.jpの「美容師に聞く17選」。伸びの正体は「サロン専売品を通販で安く買いたい」という需要と見られます。そもそもchérimはD2Cブランドでサロン専売品ではないため、この語で来た人の期待と商品が一致しません。AIによる概要は表示されていません。
ヘアオイル つけたまま 寝る 320(-36.0%) 圏外 ニュースメディア・2011年の知恵袋が占有【8/28追加実測】記事系では今回最大の母数。AIによる概要の引用元はマイナビニュース・ミルボン・LIPS。自然検索1位はマイナビニュース(2025/04)、2位はYahoo!知恵袋(2011/02)。「翌朝オイルが残った髪をどう洗うか」という問いで、chérimの洗浄設計と直結する。記事④の本命語に格上げ。
髪 指通り 悪い 210(-12.1%) 圏外 情報サイトと古いQ&Aが占有【8/28追加実測・最優先】追加分では最大の母数。1位はtsuyagami-lab.com(2023/01)、2位はYahoo!知恵袋(2009/12)、4位はアットコスメQ&A(2011/09)。メーカーの一次情報は3位のブランドコラム1社のみ。新しいターゲット定義「洗い上がりの手触りへの不満」の中心にある語で、記事⑥として1本立てる。
トリートメント 置く時間 170(-16.0%) 圏外 2010年の知恵袋が1位【8/28追加実測】競合性0。自然検索1位がYahoo!知恵袋(2010/10)=15年前の質問。AIによる概要は「一般的に3分〜5分が目安」と回答しており、chérimのレビューガイドの「3〜5分ほど置いてからすすぐ」と一致する。公式指定を根拠に書ける(記事⑦)。
髪 きしむ 原因 140(+53.7%) 圏外 メーカー2社が1位・2位を占有【8/28追加実測】今回調べた全語で伸び率1位(泡パックの+15.6%を上回る)。ただし1位はサロニア(2026/07)、2位はミルボンの「社員が解説」記事で、メーカーの一次情報が既に上位を押さえている。泡パックのような不在の穴ではないため◯止まり。chérimの角度は「アミノ酸・ノンシリコンに変えた直後の一時的なきしみ」の切り分け(記事③)。

※ 順位は2026年8月27日にGoogle日本版で実測。ログイン状態のブラウザのため多少のパーソナライズがあり、順位は前後します。AIによる概要はGoogle固有の機能で、変動が大きく、ChatGPTやPerplexityの回答とは別物です。検索数・変化率はラッコキーワード実測(2025年8月〜2026年7月の平均/前年同期比・全34語)。 ※ 8月28日に、ターゲット定義の変更を受けて体験軸の17語を追加実測し、そのうち上位4語のSERPを同日に確認しました(下4行)。

FINDINGS この案件ならではの重要発見

Search Console の実データ、トラミー第1回のアンケート、実際の検索結果を突き合わせて見えてきた、chérim固有の状況です。8月28日にいただいた松本様のフィードバックを反映し、POINT2・3・5・7を改訂したうえで、ターゲット定義の変更を受けた追加実測(17語)をPOINT8として足しました。

POINT 01

指名検索の表示1,150回は、その大半が「他人の指名」だった

Search Console の全28クエリを確認したところ、表示回数が最大なのは「シェリム」の369回でしたが、クリックはわずか2回(CTR 0.5%)。上位クエリには「シェリム 宮崎市清水」37回、「シェリムヘアー 美容院」34回、「シェリム ネイルサロン」20回、「シェリムヘアー 市川市南八幡」18回、「シェリミ 宇都宮市下栗」17回、「ヘアーサロン シェリム 千葉市美浜区高洲」10回と、地域の美容室・ネイルサロンを探す検索が並びます。つまり表示回数の大部分は、chérimを探していない人に無関係な表示が出ているだけです。一方で商品として探されている「シェリム シャンプー」は表示10回しかありません。指名検索を増やす前に、そもそも指名以外の入口を作る必要があります。

POINT 02

アコーディオンの中身がHTMLに出ていない(FAQの回答と全成分)

これは「成分で訴求すべきかどうか」という話ではなく、機械が読めるかどうかだけの話です。cherim.link の商品ページはアコーディオン25個がすべて閉状態で、中身が一切HTMLに出力されていません。影響が大きい順に、①よくあるご質問4問の回答(「どのような髪質に合いますか?」という質問文だけがHTMLにあり、答えが無い状態)、②シャンプー・トリートメント両方の全成分表示です。松本様からご指摘いただいた「慣習的にアコーディオンにしまわれているケースが多い」という点はそのとおりで、見た目は畳んだままで構いません。ただし他社は、畳んだ状態でも中身をHTMLには出しています。ご提示いただいた4社を実測したところ、ミルボン(salon.milbon.co.jp)・MTG(mtgec.jp)・ハグくみプラスの3社は、アコーディオン内でも全成分がHTMLに出力されていました。出ていなかったのは Cleo's Beauté の1社だけです。つまり「畳む」ことと「HTMLに出さない」ことは別で、chérimが直すのは後者だけです。CSSで閉じたまま、DOMには存在させる。見た目は今のままで、数行の変更で済みます。なお「成分での比較から抜け出したい」というご方針は、記事側の設計に反映します(成分は記事内で言及し、そこから商品へ繋ぐ程度のマイルドな扱いに留めます)。HTMLへの出力は、この方針と矛盾しません。むしろ松本様が原稿で書かれている「成分表は有用だが、配合量が公開されない以上それだけで性能は判定できない」という論旨は、自社の成分表を開示していて初めて成立します。隠したまま同じことを述べると、読み手にもAIにも別の意味に受け取られます。

POINT 03

使用者の言及1位は「香り」。ただし数字はそのまま根拠にしない

トラミー参加者63名の自由記述では、香りへの言及が41人(65%)と最多でした。次点はまとまり・泡立ち・指通りが各18人(29%)です。ただし松本様のご指摘のとおり、この数字をそのまま「重要度」として読むことはできません。8月28日に共有いただいたレビューガイドとブランドブックを確認したところ、香りに言及しやすい条件が3つ重なっていました。①レビューガイドの「レビュー時の観点」で、使用時の印象としてテクスチャ・泡立ち・指通り・香りの4項目が挙げられている。②ブランドブックは全5ページのうち1ページを FRAGRANCE に割き、ホワイトペアーの香りのピラミッド(PEAR / BERGAMOT / LEMON → FREESIA / ROSE / JASMIN → AMBER / PACHORI / MUSK)まで載せている。③レビューガイドの薬機法の注意で、効果に関する表現が広く制限されている(「傷んだ髪を修復」「うねり/広がりを抑える」「髪質を根本から改善」「髪が若返る」などが不適切例として挙げられている)。とりわけ③が効いています。効果をほとんど書けない制約の中で、香りは自由に褒められる数少ない要素です。一方で、同じ観点リストに載っている指通り・まとまりは29%にとどまっているため、「リストに載っていたから」だけでは65%という数字を説明できません。「単に一番触れやすかった」という松本様の読みが、いちばん実態に合っています。したがって記事の芯は手触り・洗い上がり・すすぎ直後の感触に置き、香りは記事内の描写に使う副次的な要素として扱います。「豪華なホテルみたいな香り」といった表現は引き続き使えますが、記事の主題には据えません。なお香りが検索の入口にならない点は初期レポートの実測どおりで、「ホワイトペアー」は(ホワイト)フローラルとペアー(梨)からの造語であり、月間検索数は0でした。

POINT 04

アウトバス需要が、三方向から同じ答えを指している

①応募者1,484名のうちヘアオイル使用者が75.6%(トリートメント98.7%に次ぐ3位)。②参加者63名の「他にどんな商品が欲しいか」の回答は、ヘアオイル16人・洗い流さないトリートメント15人・ヘアミルク15人・ヘアミスト11人とアウトバス系が圧倒的。③そして松本様が共有された原稿の論旨は「皮脂だけでなく、ヘアオイル・バーム・シリコーン・皮膜形成ポリマーを日常的に髪へ付着させている以上、それを適切に落とす必要がある」というものでした。市場の実態・顧客の欲しいもの・開発者の書きたいことが、同じ一点を指しています。ここが記事群の背骨になります。

POINT 05

ターゲットは髪質ではなく「洗っている最中と洗い上がりの手触りへの不満」

応募者1,484名の髪の悩みは、パサつき・ゴワつき80.1%、ダメージ73.7%、くせ(うねり・広がり)72.2%が上位で、剛毛は12.6%と選択肢の中で最も少ない結果でした。初期レポートでは「記事の主軸を剛毛から動かしてよいか」を確認事項としていましたが、松本様より「開発の原点ではあるがターゲットにしなくてよい。発売前の体験会で髪が細く絡まりやすい方からも好評だった」とご回答をいただき、方針が確定しました。さらに重要なご指摘として、セグメントは特定の髪質ではなく「髪に何かしらの悩みがあることを前提に、シャンプー中(すすぎ直後を含む)や洗い上がりの手触りに不満がある人」という体験の軸で捉える、という定義をいただきました。これは記事設計にそのまま効きます。記事①(泡パック)②(2度洗い)③(きしむ)はいずれも「洗っている最中と洗い上がりの体験」を扱う記事で、この定義と正面から一致します。競合性92のビッグワード(うねり・パサつき)を正面から狙うより、勝率が高く、ブランドの実像とも合っています。剛毛・多毛という原点は、記事の主軸ではなくブランドストーリーとして残します。

POINT 06

高価格帯の語は、記事では取れない。ただし使い道は2つある

価格帯の軸で16語を追加実測しました。「高級シャンプー」4,400(+10.0%)、「サロンシャンプー おすすめ」4,400、「サロン専売 シャンプー」2,900(+36.8%)、「美容室 シャンプー おすすめ」1,600と、記事系の語より一桁大きい市場が確かに存在します。しかし実際に検索すると、1ページ目はどれも「おすすめ○選」のランキング記事とAmazon・楽天・ショッピング広告で埋まっていました。ここを狙わない理由は3つです。第一に、この形式は自社1商品では作れません。自社を1位にしたランキングは景表法上できず、それは松本様が既に整理されているとおりです。第二に、面をモールと広告が取っており記事が入る余地が構造的に狭い(競合性97〜100・CPCあり)。第三に、検索意図が「どれを買うか比べたい」であって「知りたい」ではないため、読み物を置いても選ばれません。ただしこの領域には別の使い道が2つあります。1つは広告の受け皿として(CPCは15〜100円程度と安く、TikTok Shopアフィリエイトや定期LPの広告と相性が良い)。もう1つは「自分で書くのではなく、載せてもらう」対象として。比較は第三者ならできます。美的.comやマイベストは@cosmeの評価を参照しており、chérimは既に@cosme 5.7/7(52件)・LIPS 4.1(30件)を持っています。トラミーのようなギフティングでこの資産を積むことが、この領域への正しいアプローチです。なお価格そのものを扱う記事は書けます。記事⑨「サロン専売品と市販品は何が違うのか」で、ランキングではなく価格差の中身(洗浄成分・補修成分・容量)を分解します。

POINT 07

アウトバスは「将来の本命」として設計に残す(当面はシャントリ2SKUに集中)

「ヘアオイル おすすめ」の月間検索数は74,000で、今回の実測で桁違いに最大でした。応募者1,484名のヘアオイル使用率75.6%、参加者63名の要望1位もヘアオイル(16人)です。初期レポートではアウトバス展開の予定を確認事項としていましたが、松本様より「経済的な事情から現時点ではシャントリ2SKUに絞りたいが、将来的には出したい。このキーワードを狙っていくのはアリ」とご回答をいただきました。したがって記事④は残し、角度だけ変えます。使用者から「アウトバスなくてもこんなにしっとりする」という声が出ているとのことなので、アウトバスに頼る量や頻度が変わる、というゆるい繋がりで書きます。ただし「量が減る」「不要になる」と当社が断定することはしません。使用者の感想として出典と人数を明記し、個人差がある旨を添えて引用する形に限定します(薬機法・景品表示法)。また、ご共有いただいた「アウトバスよりシャントリを先に出したのは、シャンプー→トリートメント→アウトバスという形で土台から整えたかったから」という開発の順序は、他社が持っていない一次情報です。記事④の骨格とブランドストーリーの両方で使います。将来アウトバスを発売された時点で、記事①②④で作った「洗浄とアウトバスの関係」の土台が、そのまま月74,000の語への足がかりになります。

POINT 08

ターゲット定義が変わったので17語を追加実測した。狙う語が動いた

POINT5でターゲットを「特定の髪質」から「シャンプー中・すすぎ直後・洗い上がりの手触りへの不満」に定義し直したため、その体験軸の語を8月28日にあらためて17語実測しました。結果、4語が動きました。第一に「髪 指通り 悪い」が月210で、追加分では最大の母数でした。実際に検索すると1位は2023年の情報サイト、2位が2009年のYahoo!知恵袋、4位が2011年のアットコスメQ&Aで、メーカーの一次情報は3位の1社しか入っていません。泡パックと同じ「穴」の形です。第二に「髪 きしむ 原因」が月140で、前年比+53.7%。これは初期レポートで「今回唯一の二桁成長」としていた「シャンプー 泡パック」の+15.6%を大きく上回ります。ただし1位がサロニア、2位がミルボンの「社員が解説」記事で、ここはメーカーが既に上位を押さえているため、泡パックのような不在の穴ではありません。第三に「トリートメント 置く時間」が月170・競合性0で、1位が2010年のYahoo!知恵袋でした。しかもGoogleのAIによる概要が「一般的に3分〜5分が目安」と答えており、chérimのレビューガイドの「3〜5分ほど置いてからすすぐ」という指定と一致します。公式の根拠を持って書ける語です。第四に「ヘアオイル つけたまま 寝る」が月320で、今回の記事系では最大でした。「翌朝オイルが残っている髪をどう洗うか」という問いなので、chérimの洗浄設計と直結し、松本様の「アウトバスの頻度や量とのゆるい繋がり」というご方針にもそのまま合います。逆に外れたものもあります。「シャンプー 成分表 見方」と「シャンプー 泡立たない」はいずれも測定下限以下(0)でした。また「シャンプー 手触り」「翌朝 髪 まとまらない」「シャンプー中 髪 絡まる」も0です。体験そのものを言葉にした語では、人はあまり検索していません。検索されているのは「きしむ」「指通りが悪い」という症状の名前のほうでした。この結果を受けて、記事⑥の狙いを「泡立ちが悪い」から「指通りが悪い」に差し替え、記事③④⑦の狙い語をより大きい語に付け替えています。

※ トラミー第1回レポートに記載の「LIPS 1位」は、注記のとおりブランドページ内の人気商品ランキングでの1位です。現在chérimの商品は1つのため必然的に1位になります。対外的な実績表示には使えません(景品表示法の観点)。記事や商品ページでの使用は避けます。

AUDIT 現状サイトの診断(実測)

cherim.link をコマンドとブラウザの両方で確認しました。土台は悪くありません。SPAですがサーバー側で描画されており、商品ページの本文はきちんとHTMLに出ています。問題は「あと一歩の出力漏れ」に集中しています。

サイト使っているツール(CMS)メモ
cherim.link 自社開発(React Router v7+Vite+Tailwind/Cloudflare) ShopifyやBASEではない自社実装。SSR済みでトップ・商品ページの本文はHTMLに出力されている。GTM導入済み。ページ数は実質5(トップ/商品/特商法/プライバシー/利用規約)

強み(活かす)

  • サーバー側で描画されており、商品ページの本文(成分の説明・使い方Step・香りのノート)はHTMLに出ている
  • 商品ページのH1「シャンプー&トリートメントセット (300mL)」とmeta descriptionが適切に設定されている
  • 情報量が濃い。価格・定期の割引段階・pH・5フリー・香りのトップ/ミドル/ラストまで書かれている
  • 使い方が Step1〜4 で具体的(ブラッシング→予洗い→シャンプー→トリートメント。泡パック2〜3分の指定つき)
  • 商品ページへの内部リンクが a タグで正しく張られている(クローラが辿れる)

改善点(直す)

  • 【最重要】アコーディオン25個がすべて閉状態で、中身がHTMLに出力されていない。よくあるご質問4問(髪質・2度洗い・子ども・解約)の回答と、シャンプー/トリートメント両方の全成分表示が、検索エンジンにもAIにも見えていない。※畳んだ見た目を変える必要はなく、DOMに出力するだけの変更(POINT2参照)
  • 構造化データ(JSON-LD)が0件。Product(価格・在庫)・FAQPage・Organization のいずれも無く、AIが商品情報を構造的に取得できない
  • OGP(og:title / og:image 等)が0件。SNSやチャットにURLを貼っても情報が出ない
  • canonical タグが無い
  • XMLサイトマップが存在しない(/sitemap.xml は404)。robots.txt はCloudflareの雛形コメントのみで、Sitemap宣言も実際の指示行も無い
  • トップページに h1 が無い(h1=0・h2=2)
  • トップのキャッチコピーが1文字ずつ分割されて出力されている(アニメーション用。「髪/本/来/の/美/し/さ…」という並びでもHTMLに残る)
  • ブログ・読みものにあたるページが存在しない。検索の入口が商品名だけに限られている

※ このうち「アコーディオンの中身をHTMLに出す」「構造化データを入れる」「サイトマップを出す」の3点は、記事を1本も書く前に着手できる改善です。1点目は表示を変える話ではなく、閉じたままDOMに出力するだけの変更です。運用開始の初回対応として当社から具体的な実装案をお渡しします。

HOMEPAGE まず商品ページ側で直すこと(記事の土台)

記事を書く前に、いま持っている情報をAIが読める形にします。chérimの場合これは新しく何かを書く話ではなく、既にある情報を出力するだけの作業です。ここが済んでいないと、記事を何本書いても指名につながりません。なお、アコーディオンを開いた見た目にする必要はありません。畳んだままHTMLに出力します。

本体HPが狙うキーワード 月間検索数実測(ラッコキーワード) 位置づけ・受け皿ページ
シェリム シャンプー本命(指名) 30(-68.4%) 既に1位。ただし縮小中。@cosme・LIPSが2位・5位に入っており第三者評価が受け皿になっている。ここは守りつつ、母数を増やすのは記事の役目。
cherim シャンプー本命(指名) —(下限以下) Search Consoleでは「cherim」単体で16クリック・239表示と最も獲れている語。英字表記でも確実に着地するよう、商品ページのtitleとJSON-LDのbrand表記を揃える。
ホワイトペアー 香り差別化語 0(計測下限以下) 使用者63名中41名が語った最大の体験価値だが、検索需要は無い。入口には使わず、記事に来た人の記憶に残す差別化の言葉として本文で使う。香りのトップ/ミドル/ラストという具体は、他社が持っていない一次情報。
アミノ酸シャンプー 洗浄力差別化語 30(-36.8%) 「やさしい=弱い」ではないという、chérimの設計思想そのものの語。商品ページの『強すぎず、弱すぎない バランスの良い洗浄力』という既存コピーがそのまま対応している。

※検索数・変化率はラッコキーワードの実測(2026年8月27日取得)。EC・D2Cは地域名が付かないぶん1本の記事が全国の購買につながりますが、相手も全国の競合です。だからこそ「まだ誰も書いていない場所」を実測で選んでから書きます。

記事を書く前に着手する4つの実装

① アコーディオンの中身をHTMLに出す

よくあるご質問4問の回答と、シャンプー・トリートメント両方の全成分表示を、閉じた状態でもHTMLに出力されるようにします。見た目は今のままで構いません(details要素にする、あるいは閉状態でもDOMに描画してCSSで隠す)。成分で比較される商品にとって、これが最も効きます。

② 構造化データ(JSON-LD)を入れる

Product(商品名・価格・通貨・在庫・ブランド)、FAQPage(4問の質問と回答)、Organization(株式会社KidsCannon・所在地・問い合わせ先)の3種類。AIが商品情報を構造的に読み取れるようになります。現状は0件です。

③ サイトマップとrobots.txtを整える

XMLサイトマップを生成してSearch Consoleに送信します(現在は未送信・0件)。robots.txtはCloudflareの雛形コメントだけなので、Sitemap宣言を追加します。ブログを設置する際にも必須の下ごしらえです。

④ OGPとcanonicalを追加する

og:title / og:description / og:image を設定し、SNSやチャットにURLが貼られたときに商品が正しく表示されるようにします。canonicalも併せて設定します。

CONFIRM 制作を始める前に確認したいこと

8月28日にいただいたフィードバックと共有資料で、剛毛の扱い・アウトバスの方針・香りの数字の読み方は確定しました(POINT3・5・7に反映済み)。残る確認事項は次の5点です。

CONFIRM 01

商品ページの出力修正は、この方針で進めてよいか

POINT2のとおり、表示は今のアコーディオンのままで、中身をHTMLに出力するだけの変更をご提案しています。優先順位は ①よくあるご質問4問の回答 ②全成分表示 ③構造化データ(Product / FAQPage / Organization)④サイトマップ・canonical・OGP の順です。この方針でよろしければ、当社から該当コンポーネントの修正方針とJSON-LDの雛形を具体的にお渡しします。

CONFIRM 02

追加実測を受けた記事の入れ替えでよいか

ターゲット定義が変わったので、体験軸の語を17語あらためて実測しました(POINT8)。その結果、記事⑥の狙いを「泡立ちが悪い」から「指通りが悪い」(月210・◎)に差し替え、記事③の主軸を「髪 きしむ 原因」(月140・+53.7%)に、記事④の本命語を「ヘアオイル つけたまま 寝る」(月320)に、記事⑦を「トリートメント 置く時間」(月170・競合性0)で確定させました。記事①②⑨⑩は変更していません。この構成でよろしいでしょうか。

CONFIRM 03

第2回のレビューガイドを、少し設計変更してよいか

ブランドブックとレビューガイドを拝見し、香りへの言及が集まった理由がおおよそ分かりました(POINT3)。とくに薬機法の注意書きで効果に関する表現が広く制限されているため、香りが「自由に書ける数少ない要素」になっています。第2回では、レビュー時の観点の並びを見直し(洗い上がり・翌朝の手触りを前に置く)、記事で使いたい言葉が自然に集まるようにできればと考えています。回答者の自由度は変えず、順番と見出しの調整だけです。この方向でよろしければ、実施前にガイドの改訂案をお出しします。

CONFIRM 04

トラミー第2回の実施時期

第1回の参加者63名の声が、今回の記事設計の柱になりました。第2回の時期が決まっていれば、バッチの公開スケジュールと合わせられます。新しい声が入るタイミングでリライトを当てると、記事の鮮度と厚みが同時に上がります。

CONFIRM 05

共有いただいた原稿のトーンを基準にしてよいか

「シャンプーは『やさしいほど良い』のか」を拝読しました。論文を引いて断定を避けるあのトーンと長さを、60本の基準にしたいと考えています。重すぎると感じられるようであれば、軽い型も混ぜます。ご希望を教えてください。

WHY なぜブログにも投資するのか

chérimの一番の課題は、松本様ご自身の言葉を借りれば「使ったことのない人に訴求しにくい」ことでした。成分表で見れば同じような成分のもっと安い商品はいくらでもあり、実際のところは使ってみないと分からない。かといって「この成分だから絶対こうなる」とは言い切れない。プロテインやサプリと同じ構造だ、というお話でした。

この構造の商品で検索とAIから引用されるために必要なのは、断定した結論ではありません。条件付きの結論です。「◯◯な人には△△」という形であれば、薬機法の制約を受けずに書けて、しかもAIにとっては最も引用しやすい形になります。松本様が共有してくださった原稿「シャンプーは『やさしいほど良い』のか」は、まさにこの型で書かれていました。あの型が正解です。

そして今回の実測で、その型が求められている場所が具体的に分かりました。「シャンプー 2度洗い」のAIによる概要は「ヘアオイルやワックスなどのスタイリング剤を使っている方や、1度目で泡立ちが悪い時に有効」と答えています。条件付きの結論そのものです。ところがその引用元は個人美容室のブログで、メーカーの一次情報は入っていません。ここが空いています。

誰に向けて書くかも、松本様のご指摘で明確になりました。特定の髪質ではなく、「髪に何かしらの悩みがあることを前提に、シャンプー中(すすぎ直後を含む)や洗い上がりの手触りに不満がある人」です。記事①②③はまさにその瞬間を扱う記事なので、この定義は今の記事設計とそのまま噛み合います。髪質でセグメントを切らないぶん、母集団も広く取れます。

記事の役割は、広告とは違うところに置きます。広告は今すぐ買う人を拾うもの。記事は「シャンプーを調べている段階の人」と、AIに聞く人を拾うものです。ROIが合わずに広告を止められている現状で、成果報酬のアフィリエイトと並ぶもう一本の柱として、時間はかかるが積み上がる資産を作ります。

自社商品には無理に寄せません。中立的な情報を充実させたうえで、「こういう設計思想の製品もある」として事例提示する。松本様が概要の最後に書かれていた方針とまったく同じです。結果的にそれが、いま月30回まで縮小している指名検索を増やす一番の近道になります。

METHOD ブログのネタ選びの手法

ブログはネタを思いつきで量産しません。「勝てる場所を選んでから書く」ために、次の2つを毎回必ず通します。

METHOD 01

① 検索数と伸び率を実測してから決める

「なんとなく良さそうなネタ」では書きません。今回18語を実測し、狙う語と狙わない語を分けました。伸びていたのは「シャンプー 泡パック」の+15.6%のみで、これが唯一の二桁成長です。逆に最大ボリュームの「シャンプー 洗浄力 強い」1,300は、意図が合わないため候補から外しました。この取捨は書く前にしかできません。

進め方頭キーワード+関連語をまとめて実測 → 伸びている束を特定 → 意図が合う語だけ残す
使うツールラッコキーワード(月間検索数・前年比・競合性)
METHOD 02

② 1ページ目の顔ぶれを見て「その形式を自社が作れるか」で決める

検索数の次に見るのは、実際の1ページ目に誰がどんな形式で入っているかです。「泡パック」「2度洗い」は美容室のブログや知恵袋が並び、メーカーの一次情報が入っていませんでした。ここは作り手が書けば置き換えられます。一方「高級シャンプー」「サロン専売 シャンプー」は、おすすめ○選のランキング記事とAmazon・楽天・ショッピング広告で埋まっていました。この形式は自社1商品では作れませんし、自社を1位にした比較は景表法上できません。検索数が3倍あっても狙わないのは、この一点の理由からです。

進め方候補語を実際に検索 → 1ページ目の顔ぶれと形式を確認 → 自社で作れる形式か判定して◎◯△✕を付ける
使うツールGoogle検索(実測・スクリーンショットで位置と顔ぶれを確認)
METHOD 03

③ AIによる概要は「誰が引用されているか」を見る

AIによる概要が出ているかどうかより、出ているときに誰を引用しているかが重要です。「泡パック」の引用元は個人美容室のブログ2件、「2度洗い」も美容室のブログでした。メーカーの一次情報が1つも引用されていない、つまりそこが空いているということです。逆にAI概要が出ない語もありますが、それは記事にできないという意味ではありません。Googleがその検索を「読みたい」ではなく「買いたい」と判断していることが多い、という意図を読む手がかりとして使う程度です。表示の有無はGoogleの都合で変動が激しく、判定の根拠にはしません。なおここでいうAIはGoogleの「AIによる概要」のことで、ChatGPTやPerplexityでの引用状況は別途確認します。

進め方AI概要の引用元ドメインを記録 → 一次情報を持つ作り手が入っていない語を優先
使うツールGoogle検索/今後はChatGPT・Perplexityの定点観測(ai-citation-check)
METHOD 04

④ 実際に使った人の言葉を、記事の芯にする

トラミー参加者63名の自由記述を全文解析し、頻出表現を集計しました。「翌朝のまとまり」「海藻のようなとろみ」「頭皮まで洗えている気がする」「頭のニオイが気にならなくなった」「アミノ酸系なのできしむかと思ったが全くそんなことはなかった」——これらは他社が持っていない一次情報です。一般論の記事に、この実データを1つ入れるだけで文章の密度が変わります。ただし第1回は参加者に事前にブランドブックとレビューガイドを共有しているため、言及の多さがそのまま重要度を意味しない要素があります(香りがその代表です)。集計値は「何人がそう書いたか」という事実として扱い、優先順位の単独の根拠には使いません。あわせて第2回では、観点の提示順や薬機法の注意書きの置き方を調整し、記事で使いたい言葉(洗い上がり・翌朝の手触り)が自然に集まる設計をご提案します。

進め方既存の顧客の声を事実行に整理 → 事前共有資料によるバイアスの有無を確認 → 記事ごとに使う証言を割り当て → 出典と人数を明記して引用
使うツールトラミー第1回アンケート(n=63)・応募者アンケート(n=1,484)・@cosme/LIPSのクチコミ
METHOD 05

⑤ 断定しない。条件を付けて書く

「このシャンプーなら髪が変わります」とは書きません。「スタイリング剤を毎日使う人は、1度目の泡立ちが悪くなりやすい。その場合は2度洗いが有効」と書きます。薬機法・景表法をクリアしながら、AIが引用しやすい形になります。他社との比較は行いません(自社と他社の優劣比較は景表法上できないため)。BEFORE/AFTERを扱う場合は「仕上がりイメージ」「個人差があります」「ブローのみ/アイロン使用」を明記します。

進め方下書き → 薬機法・景表法チェック → 断定表現を条件付きに書き換え → 公開
使うツール当社の公開前チェック(NG語の機械検出+人の確認)
METHOD 06

⑥ 大きいキーワードは、積み上がった結果として狙う

検索数の大きい語をいつ狙うのか。まず2種類に分けます。「高級シャンプー」4,400や「サロン専売 シャンプー」2,900は、1ページ目がおすすめ○選のランキング形式で、自社1商品ではその形式を作れません。これは時期の問題ではなく、何本積んでも自社記事では取れない領域です。一方「シャンプー うねり」590や「シャンプー パサつき」260は、情報記事で戦える形式なので時期の問題になります。ただし今のcherim.linkは記事が0本で、一般語での表示回数もゼロです。この状態で競合性92の語に記事を出しても、検索エンジンは「このサイトがこの話題を扱う理由」を認識していないため順位がつきません。そこで、日付ではなく状態で判断します。判断条件は3つ。①第1〜第2バッチで狙ったスモールワードが実際に1ページ目に入っているか。②Search Consoleで一般語(指名以外)の表示回数が立ち上がっているか。③特定のクラスターで複数の記事が同時に評価されているか(1本だけ当たっているのは偶然の可能性があるため)。この3つが確認できたクラスターについて、その柱として大きい語を狙います。目安は第3バッチ(3ヶ月目・累計30本)ですが、条件が揃っていなければ延ばします。また、狙い方も新規で1本書くのではなく、既にある記事群を束ねる柱として作るか、育っている記事をリライトで大きい語に寄せる形になります。つまり毎月の分析サイクルの中に組み込まれます。なお競合性92の語を6ヶ月で取れる保証はありません。確実に取れる小さい語を積み上げたほうが、合計の読者数でも、AIに「この話題を厚く扱っているサイト」と認識される点でも期待値が高い、というのが実態です。

進め方バッチごとに①②③を実測 → 条件を満たしたクラスターだけ柱記事を立てる → リライトで寄せる
使うツールSearch Console(一般語の表示回数)/Google検索の実測
BLOG KEYWORDS ブログで狙うキーワードマップ

実測で判定した記事の候補です。◎=専用記事が不在で最優先/◯=競合1〜2社で差別化すれば獲れる/△=角度を変える/✕=書かない。判定は2026年8月27日の実検索に基づきます。

洗い方(最優先・AI概要にメーカー不在)→ 誘導先 商品ページ(使い方Step)
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
シャンプー 泡パック情報系 210(+15.6%) ◎ 穴 唯一の二桁成長。AI概要の引用元が個人美容室2件だけで、メーカーの一次情報が不在。chérimは泡パック2〜3分を公式推奨しており、使用者の証言も持つ。競合性14と低い(記事①)。
シャンプー 2度洗い情報系 170(+3.0%) ◎ 穴 競合性0。AI概要が「スタイリング剤を使う人・1度目の泡立ちが悪い時に有効」と回答済み=求める答えの型が判明。1ページ目は美容室ブログと2009年の知恵袋。商品ページのFAQに公式回答が既にある(記事②)。
泡パック やり方 時間情報系 —(下限以下) ◎ 穴 「他の人はこちらも検索」に出現。2〜3分という具体的な時間指定を持つメーカーは少なく、根拠つきで書ける。
トリートメント 置く時間情報系 170(-16.0%) ◎ 穴 【8/28実測】競合性0。自然検索1位が2010年のYahoo!知恵袋。AI概要の「一般的に3分〜5分が目安」という回答が、chérimのレビューガイドの「3〜5分ほど置いてからすすぐ」と一致する。公式指定を根拠に書ける(記事⑦)。
アミノ酸・ノンシリコンの誤解(転換直結)→ 誘導先 商品ページ(洗浄力の説明)
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
アミノ酸シャンプー きしむ情報系 70(-23.1%) ◯ 勝てる 競合性1。購入直前の不安を解く語で転換に直結。1ページ目はアフィリ比較サイト中心でメーカーの一次情報が薄い。使用者の「きしむかと思ったが全くそんなことはなかった」という証言が効く(記事③)。
アミノ酸シャンプー 洗浄力情報系 30(-36.8%) ◯ 勝てる 「アミノ酸系=洗浄力が弱い」は正確でない、という松本様の原稿の論旨がそのまま使える。カテゴリ名だけで強弱は決まらないという話は、書ける売り手が限られる。
ノンシリコン きしむ情報系 0(下限以下) ◯ 勝てる 検索数は測定下限以下だが、AI概要が「すっぴんの状態になるサイン」と回答している領域。記事③の中の一節として扱い、単独記事にはしない。
手触り・きしみ(体験軸・8/28追加実測)→ 誘導先 記事③(きしむ)
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
髪 指通り 悪い情報系 210(-12.1%) ◎ 穴 【8/28実測・追加分で最大】競合性2。1位は2023年の情報サイト、2位は2009年の知恵袋、4位は2011年のアットコスメQ&A。メーカーの一次情報は3位の1社のみ。新しいターゲット定義「洗い上がりの手触りへの不満」の中心(記事⑥)。
髪 きしむ 原因情報系 140(+53.7%) ◯ 勝てる 【8/28実測】今回調べた全語で伸び率1位。ただし1位サロニア・2位ミルボン(社員が解説)でメーカーが上位を押さえているため◯。chérimの角度は「アミノ酸・ノンシリコンに変えた直後の一時的なきしみ」の切り分け(記事③の主軸)。
シャンプー すすぎ きしむ情報系 20(+9.1%) ◯ 勝てる 【8/28実測】競合性0。すすぎ直後という、まさに松本様が挙げられた不満の瞬間を指す語。検索数は小さいので単独記事にはせず、記事③・⑧の一節として扱う。
濡れた髪 絡まる情報系 20(-36.8%) ◯ 勝てる 【8/28実測】競合性4。洗っている最中・すすぎ中の困りごと。記事⑧の一節として扱う。
髪 きしみ 改善情報系 40(+55.6%) △ 角度変え 【8/28実測】伸びてはいるが競合性63と高い。加えて「改善」は薬機法上そのままタイトルに使えない(レビューガイドでも不適切例として挙げられている)。記事③の中で言い換えて扱う。
シャンプー ゴワゴワ情報系 30(-65.7%) ✕ 撤退 【8/28実測】前年比-65.7%と急減し、競合性も80と高い。単独では狙わない。
アウトバスとの関係(需要が三方向で一致/将来SKUへの土台)→ 誘導先 記事①(泡パック)
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
洗い流さないトリートメント シャンプー情報系 10(+9.1%) ◎ 穴 応募者のヘアオイル使用率75.6%、参加者の要望1位がヘアオイル。松本様の原稿の「アウトバスや皮膜を落とす」という論旨とも一致。検索数は小さいが、記事①②を支える柱になる(記事④)。将来アウトバスを発売された際、月74,000の「ヘアオイル おすすめ」への足がかりになる。
ヘアオイル つけたまま 寝る情報系 320(-36.0%) ◯ 勝てる 【8/28実測】記事系では今回最大の母数。競合性0。1位はニュースメディア、2位は2011年の知恵袋。「翌朝オイルが残った髪をどう洗うか」=chérimの洗浄設計と直結し、松本様の「アウトバスの頻度・量とのゆるい繋がり」方針にも合う。記事④の本命語。
選び方の考え方(原稿が既にある)→ 誘導先 記事③(きしむ)
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
シャンプー 成分表 見方情報系 0(下限以下) △ 角度変え 【8/28実測で0】検索の入口にはならない。ただし松本様の原稿「成分表は有用だが、それだけで性能は判定できない」は記事群の結論として価値があるため、入口ではなく「AIに引用させるための結論記事」として残す(記事⑤)。
サロンシャンプー 市販 違い情報系 20(-45.5%) ◯ 勝てる 競合性0。ターゲット(美容室でシャンプーを買う層)の検討段階と一致する語。ただし検索数が小さいので記事⑤の一節として扱う。
悩み軸(母集団は最大だが競合が厚い)→ 誘導先 記事①②③
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
シャンプー パサつき情報系 260(+3.7%) △ 角度変え 応募者の悩み1位(80.1%)だが競合性92の激戦区。正面からは取らず、「アウトバスを使う日のパサつき」など角度を変えて記事④から派生させる。
シャンプー うねり情報系 590(-17.1%) △ 角度変え 検索数は大きいが競合性92かつ前年比-17%。足場ができてから角度を変えて狙う。
狙わない語(記事では取れない)→ 誘導先 —
狙うキーワード月間検索数実測(ラッコ)SERP判定なぜ獲れるか
シャンプー 洗浄力 強い商品比較 1,300(+4.0%) ✕ 撤退 AI概要が出ずランキング記事とモールが占有。検索意図が「しっかり落ちる商品を買いたい」でchérimと向きが逆。書かない。
高級シャンプー商品比較 4,400(+10.0%) ✕ 撤退 価格帯の最大語だがAI概要なし・ショッピング広告7枠・1ページ目は全て第三者のおすすめランキング。自社1商品ではランキング記事を書けず、自社を1位にした比較は景表法上できない。記事では取れない領域。
サロンシャンプー おすすめ商品比較 4,400(-10.9%) ✕ 撤退 競合性98。マイベスト等の比較メディアが独占。前年比マイナスでもある。同上の理由で書かない。
サロン専売 シャンプー商品比較 2,900(+36.8%) ✕ 撤退 最大の伸び率だが、実体は「サロン専売品を通販で安く買いたい」需要。chérimはサロン専売品ではないため期待と商品が一致しない。書かない。
美容室 シャンプー おすすめ商品比較 1,600(+11.8%) ✕ 撤退 競合性99。美容師監修のランキング記事が独占。メーカー側からは書けない。
オージュア 口コミ他社指名 320(-2.5%) ✕ 撤退 競合性9と異常に低く一見狙い目に見えるが、他社ブランド名の指名語。自社と他社を比較して優劣をつけることは景表法上できないため、触らない。
D2C シャンプー おすすめ商品比較 0(下限以下) ✕ 撤退 検索数が測定下限以下。かつ比較記事は自社では書けない。

※ ボリュームが「—」の語は未計測、「0」は測定下限以下です。下限以下でも「狙わない」判断はしません。本命記事の中で使う差別化の言葉として扱います。「狙わない語」に分類したものは検索数が大きくても書きません。理由はどれも同じで、1ページ目が「おすすめ○選」のランキング記事とモール・広告で埋まっており、自社1商品ではその形式を作れない(=自社を1位にした比較は景表法上できない)ためです。SERP判定は2026年8月27日時点、【8/28実測】と付いた行は8月28日にターゲット定義の変更を受けて追加実測した17語からのものです。四半期ごとに見直します。

FIRST ARTICLES 最初に書くブログ記事
01
シャンプーの泡パックは、何分やれば意味があるのか──2〜3分という数字の根拠と、向いている人・要らない人
狙う語:シャンプー 泡パック(210・+15.6%)誘導先:商品ページ(使い方Step3)
今回調べた中で唯一の二桁成長。AIによる概要が出ているのに、引用されているのは個人美容室のブログ2件だけで、メーカーの一次情報が入っていない。chérimは泡パック2〜3分を公式に推奨している数少ないブランド。なぜ2〜3分なのか、どういう人に効いてどういう人には要らないのかを、条件付きで整理する。使用者63名の泡立ち・泡パックに関する証言を根拠として添える。
02
シャンプーの2度洗いは必要か──「1度目の泡立ちが悪い日」だけ増やせばいい理由
狙う語:シャンプー 2度洗い(170・+3.0%)誘導先:記事①(泡パック)
競合性0。AIによる概要が既に「スタイリング剤を使っている方や1度目で泡立ちが悪い時に有効」と答えており、求められている答えの型が判明している。1ページ目は美容室ブログと2009年の知恵袋で、メーカーの一次情報が薄い。chérimの公式見解「2度洗いを推奨していますが、1度目でよく泡立つ場合は不要です」がそのまま条件付きの結論になる。
03
髪がきしむ原因を、洗う前・洗う時・その後に分けて切り分ける──アミノ酸シャンプーに変えた直後のきしみは、多くの場合3つのどれか
狙う語:髪 きしむ 原因(140・+53.7%)/アミノ酸シャンプー きしむ(70・競合性1)誘導先:商品ページ(洗浄力の説明)
8/28の追加実測で、この語が月140・前年比+53.7%と、今回調べた全語で伸び率1位だった(初期レポートで「唯一の二桁成長」としていた泡パックの+15.6%を上回る)。ただし1位はサロニア、2位はミルボンの「社員が解説」記事で、メーカーが既に上位を押さえている。そこで正面から一般論を書くのではなく、「アミノ酸・ノンシリコンに変えた直後の一時的なきしみ」という、chérimが当事者として書ける角度から入る。GoogleのAIによる概要も「ノンシリコンや石鹸シャンプーへの切り替えによる一時的なきしみ」に言及しており、求められている答えの型は分かっている。トラミー参加者の「アミノ酸系のようなのできしむかなと結構びくびくしてましたが、全くそんなことはないし、頭皮まで洗えているような気がしました」という証言が、そのまま最強の裏付けになる。購入直前の不安を解く語なので転換にも直結する。
04
ヘアオイルをつけたまま寝た翌朝の髪は、どう洗えばいいのか──「落とすもの」が変われば、必要な洗浄力も変わる
狙う語:ヘアオイル つけたまま 寝る(320・競合性0)ほか誘導先:記事①②
8/28の追加実測で月320。今回の記事系では最大の母数だった。1位はマイナビニュース、2位は2011年のYahoo!知恵袋で、メーカーの一次情報は薄い。応募者1,484名のヘアオイル使用率75.6%、参加者63名の要望1位がヘアオイル、そして松本様の原稿の論旨(皮脂だけでなくアウトバス・皮膜を落とす必要がある)と、需要が三方向で一致する。松本様からいただいた「シャンプー→トリートメント→アウトバスと土台から整えたかったからシャントリを先に出した」という開発の順序を、この記事の骨格に据える。使用者の「アウトバスなくてもこんなにしっとりする」という声は、個人差を明記したうえで感想として引用する(効果の断定はしない)。将来アウトバスを発売された際、月74,000の「ヘアオイル おすすめ」への足がかりになる。
05
シャンプーの成分表で分かること、分からないこと──配合量が公開されない以上、最後は何で判断するのか
狙う語:シャンプー 成分表 見方 ほか誘導先:記事③(きしむ)
松本様が既に書かれた原稿「シャンプーは『やさしいほど良い』のか」の後半をベースにする。同じ成分が入っていても配合量が違えば性能は変わる、界面活性剤は単独ではなく系全体で評価すべき、という話は、処方を理解している作り手にしか書けない。「最後は体感で判断してほしい」という誠実な結論は、chérimの立場そのもの。なお8/28の追加実測で「シャンプー 成分表 見方」は測定下限以下(0)だった。この記事は検索の入口ではなく、記事群の結論としてAIに引用させるための1本と位置づける。松本様の「成分での比較から抜け出したい」というご方針とも、結論の向きは同じ。
06
髪の指通りが悪いのは、髪質のせいなのか──引っかかりが起きている場所を、洗う時・すすぎ・乾かす時で見分ける
狙う語:髪 指通り 悪い(210・競合性2)誘導先:記事③(きしむ)
8/28の追加実測で月210。追加分では最大の母数で、判定は◎。1位は2023年の情報サイト、2位は2009年のYahoo!知恵袋、4位は2011年のアットコスメQ&Aで、メーカーの一次情報は3位のブランドコラム1社しか入っていない。泡パックと同じ「穴」の形をしている。内容の面でも、松本様からいただいたターゲット定義「シャンプー中(すすぎ直後を含む)や洗い上がりの手触りに不満がある人」の中心にある語で、記事①②③と自然に内部リンクで繋がる。初期レポートの記事⑥「泡立ちが悪い」は、狙っていた「シャンプー 泡立たない」が実測0だったため、内容を記事⑧に統合してこの枠を入れ替えた。
07
トリートメントは何分置くのが正解か──3〜5分の根拠と、毛先だけ・地肌を避ける理由
狙う語:トリートメント 置く時間(170・競合性0)誘導先:商品ページ(使い方Step4)
8/28の追加実測で月170・競合性0、判定は◎。自然検索1位がYahoo!知恵袋(2010/10)=15年前の質問のままだった。さらにGoogleのAIによる概要が「一般的に3分〜5分が目安」と答えており、chérimのレビューガイドの「3〜5分ほど置いてからすすぐ」という指定と一致する。商品ページのStep4にも「地肌につけない」「目の粗いコームでコーミング」と具体的な指定があり、公式の根拠を持って条件付きで書ける。使用者からは「髪の長さによってはトリートメントの量が少し多めに必要」という声も出ている。
08
髪がきしむ・ゴワつく日の原因を、洗う前・洗う時・乾かす時の3工程に分けて確かめる(泡立ちが悪い日を含む)
狙う語:シャンプー すすぎ きしむ(20)/濡れた髪 絡まる(20)ほか誘導先:記事③(きしむ)
8/28の追加実測で「シャンプー ゴワゴワ」は月30・前年比-65.7%・競合性80と、単独では狙えないことが分かった。そこでこの記事は大きい語を取りに行くのではなく、記事③⑥から派生する実用記事として、小さい語の束(シャンプー すすぎ きしむ20・濡れた髪 絡まる20・シャンプー 洗い上がり きしむ10)を拾う位置づけにする。初期レポートの記事⑥「泡立ちが悪い」も、狙い語が実測0だったためここに統合する。chérimの使い方Step2「予洗い」に38度前後という具体的な指定があり、トラミーの回答にも「普段使用しているものより泡立ちが少なかったため使用量が多くなった」という声がある。応募者の悩み1位「パサつき・ゴワつき」80.1%へ、競合性92の正面からではなく工程分解という角度で入る。
09
サロン専売品と市販品は何が違うのか──価格差の中身を、洗浄成分・補修成分・容量から分解する
狙う語:サロンシャンプー 市販 違い(20・競合性0)誘導先:記事⑤(成分表の限界)
ターゲット(美容室でシャンプーを買っている層/D2Cで高価格帯を買う層)の検討段階と一致する。他社商品との比較はせず、カテゴリの一般論として価格差の中身を分解する。トラミーの改善要望に価格への言及が4件あり、価格の納得感を作る記事でもある。
10
「自分に合うシャンプー」は成分表では選べない──髪質・頭皮・生活習慣から絞り込む手順
狙う語:シャンプー 選び方 髪質(10・競合性13)ほか誘導先:記事⑤(成分表の限界)
松本様が最大の課題として挙げられた「使ったことのない人に訴求しにくい」に、真正面から誠実に答える記事。断定せず、条件で絞り込む手順を示す。この記事群全体のまとめとして機能し、AIが「シャンプーの選び方」を聞かれたときに引用しやすい構造にする。
NEXT 今後の進め方
STEP 01
まず、このレポートに目を通していただく最初にやるのは、松本様にこのレポートを読んでいただくことです。狙う場所の選び方、狙わないと判断した語、記事10本のラインナップ。戦略の方向性そのものに変更したい点や、「ここは違う」と感じる箇所があれば、その時点で教えてください。いただいたフィードバックを反映してレポートを修正し、内容が固まってから次に進みます。ここでズレたまま進むと、記事60本すべてがズレるので、いちばん時間をかけるべき工程です。
STEP 02
商品ページの出力を直すアコーディオンの中身をHTMLに出す・構造化データを入れる・サイトマップを送信する。この3点は記事を1本も書く前に着手できて、しかも効果が最も確実です。実装案は当社から具体的にお渡しします(松本様の実装のため、コードレベルでのご提案が可能です)。
STEP 03
ブログの置き場所を用意する8/27の打ち合わせで決まったとおり、当社でホストして cherim.link 側でリバースプロキシ接続します。デザインは現行サイトに合わせて当社が用意し(フォント・色味を揃えます)、まずデモをお見せして微調整します。サブドメインではなく同一ドメイン配下にすることで、記事の評価が本体に乗ります。
STEP 04
まず1記事だけ作って、雰囲気を見ていただくいきなり10本作りません。最初に1記事だけ書いて、松本様にしっかり見ていただきます。確認していただきたいのは、文章のトーン(AI感が出ていないか、雑誌のように読めるか)、テキストの中身、そして画像の選び方です。松本様から「AI感を減らしたい」「日本人のモデルがいい」というご要望をいただいているので、その基準に合っているかをこの1本で擦り合わせます。ここでOKが出た状態を、以降60本の基準にします。
STEP 05
10本を一気に作り、まとめて確認・修正して公開する1記事目の雰囲気にOKが出たら、そのトーンで10本を一気に作ります。できあがった10本をまとめて松本様にご確認いただき、修正が必要な箇所があれば直します。確認と修正のやりとりを繰り返して、10本すべてが確定した時点で、まとめて公開します。1本ずつ小出しにしないのは、10本が「洗い方」「アミノ酸の誤解」「アウトバスとの関係」「選び方」という4つのクラスターで相互に内部リンクする設計になっており、束で出したほうが1本あたりの評価が上がるためです。
STEP 06
1ヶ月後に分析し、リライトと新規10本を出す公開してすぐには数字が出ません。Search Consoleに表示回数と順位が溜まるまで約1ヶ月かかります。そこで公開の1ヶ月後に、前バッチ10本を実測で分析します。見るのは、表示は出ているのにクリックされていない記事(タイトルとリード文の問題)、順位が2ページ目で止まっている記事(内容の厚みの問題)、そしてAIによる概要やChatGPTに引用されているかどうかです。その結果をもとに、伸びしろのある記事をリライトし、同時に新規10本を作ります。以降は、この「作る → 確認 → 公開 → 1ヶ月後に分析」のサイクルを繰り返します。